6月の乗務員研修
6月22日(火)、23日(水)の2日間に分けて、
グループ会社の矢吹交通と合同で乗務員研修を行いました!
今回の研修は、矢吹消防署様にご協力いただき、
走行中の車両事故・車両火災を想定した緊急時避難誘導訓練を実施しました。
① 火災全般及び車両火災についての講話
国土交通省が平成23年~平成26年における事業用バスの火災事故を分析した結果、
出火原因は「点検・整備不十分」及び「整備作業ミス」が約6割を占めており、
出火箇所の第一位はエンジンルームだそうです。
日常的な車両点検・整備の重要性を改めて思い知らされました。
② 消火器放水訓練
消火器の正しい使用方法を学びました。
③ 車両火災対応訓練
実際に車両を使用して、高速道路走行中に後続車に追突され、エンジンルームより
白煙が確認された状況を想定し、乗客への対応、会社への連絡等を実践訓練しました。
【緊急停止理由を乗客へ説明】 【乗客が協力し怪我人を避難させる様子】
【発煙筒をたき、出火状況確認後に初期消火】 【乗客を車外へ避難させ、会社へ連絡】
乗務員から連絡を受けた事務所の社員が現場の状況を確認後、消防・警察へ通報・
代替え車両の手配を行い、代替え車両が現場に到着した際の乗客への謝罪挨拶等、
乗務員だけでなく運行管理者も有意義な対応訓練が行えました。
参加者からは実際に行ってみて疑問に思ったことを質問する場面も見られました。
④ 非常口開閉訓練
すべての訓練終了後、矢吹消防署様より「慌てずに乗客の安全を最優先に考え行動すること。
乗務員1人で避難誘導や怪我人の対応、初期消火、通報等すべてを同時に行うことは難しい為、
乗客に協力を求めることも必要になる。日々の訓練による経験とその場での乗務員の判断によって、
乗客や車両等への被害状況が変わってくるため、今後もこのような訓練を続けてほしい」
との講評をいただきました。
緊急時に迅速かつ正確な対応ができるよう
今後も定期的に訓練を実施し、お客様の安全確保に努めてまいります。